日本のバレエダンサーの現実

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こんばんは、KURUMIです。

しばらく自分の舞台でばたばたとしていて、blogから離れてしまっていましたが、

久々に再開。

今回は、【日本のバレエダンサーの現実】についてと、

その話に合わせてなぜ今回のこのワークショップ

【バレエで立つ】

https://www.ballet-salon.com/workshop.html

でセルフブランディングという項目があるのか、について書いていきます。

バレエを頑張るジュニアダンサーの方々、

中学生、高校生でこれからのバレエの続け方に悩んでいる人、

そのジュニアダンサーの子たちの親御さん、

そんな方々に知ってほしい内容です。

かなり長い大作になってしまったのですが、根気よく最後まで読んでいただければ幸いです。

※かなり具体的な金額や現状を書いています。不快に思われた方、申し訳ございません。また読んでいて、事実と違うと感じることがあれば、メッセージをくださいませ。私が知りうる限りの事実という点、ご了承ください。

目次

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ぶっちゃけ、日本のバレリーナって仕事になってるの?

まず前置きをうじうじ書いても仕方ないので、

はっきりとまず現実から、お伝えします。

日本のバレエダンサーが仕事として成り立っているか、

この答えに対しては、

NO

です。

私がこの質問でお答えしている【仕事】というのは、

バレエダンサーという仕事のみで、

さらに細かく言えば、

毎日の稽古、リハーサル、舞台出演のみで

“食べていくのに困らない月給が出ている“

ということを指しています。

都内で苦しくなく生活していくなら、大体25万前後でしょうか。

(生活基準にもよりますが。)

これが実現しているバレエ団は、ゼロだと思ったほうが良いです。

じゃあ日本のダンサーはどうやって生活しているの?

どうやって生活しているのか、

バイトをしている、

または存分に親からの支援を受けている、

この二択ですね。

そりゃ、そうですよね。

自分が生活のメインといているバレエでは給与あ出ていないわけですから。

私は、その現実を知りながら日本でバレエ団に所属したわけですが、

思っていたよりもショックでした。

あんなにも輝くソリストの人も、外でアルバイトしてるんだ、、、そう思った時の悲しさ。

そして、バレエ団だけでは生活できないからお金を稼ぐ必要がある→得意なこと、好きなことで仕事がしたい→じゃあバレエ教えよう!

そんなサイクルで、【現役バレエダンサー教師】が増えていきます。

もちろん、教えを否定するわけわけじゃないし、そういう働き方を否定するわけでは全くないけれど、

教え方を勉強していない教師(バレエスタイル、解剖学、栄養学、等専門の知識、教授法をそういった機関で勉強していない)が増え、

幼いうちからプロのバレエダンサーのような内容で稽古をし、コンクールにプロのバレエダンサーが躍る振付で出る、

日本のバレエ界がそうなってしまった一因はここにもあるのです。

海外のプロダンサーがレギュラーの教えクラスを持っていますか?いない人がほとんどだと思います。

それは、バレエダンサーが仕事として成り立っているから。

ステージに立つことを仕事にできているから、なのです。

ノルマがあるって本当なの?

本当です。

コールドで少なくて10万円弱。

高ければ、その5倍、6倍とか。

私が所属させていただいたバレエ団では、ノルマがない公演もありました。

ありがたいことに、スポンサーさんが付いている場合、ですね。

また、大体ノルマと同じくらいの出演料を頂けていました。

バレエ団によってまちまちですが、

ノルマが高額だけど出演料がすずめの涙で無いに等しいのが多くの現状。

チケットが売れない→ダンサーにノルマとしてお金をバレエ団に払わせる→それでぎりぎり公演が行える→ダンサーに報酬を払う余裕はない

この構図が完成していて、

しかもこれが当たり前になっているのが日本のバレエ界の現実なのです。

そして、ノルマ以外にもダンサーが支払っているもの。

【団費】

団費とは、ダンサーがバレエ団で稽古をするために払っているレッスン料。

研究生、スタジオカンパニー、アプレンティスなどの見習いの生徒が払うならまだしも、

正規団員の方でも支払っているバレエ団も少なくありません。

矛盾ですよね。

プロなのに、バレエ団にレッスン料を払い、舞台出演のために、ノルマという出演料を払う。

はたして、これが【プロ】のダンサーなのか、これは大きな疑問です。

また、レオタード代、タイツ代、ポアント代、基本的にすべて自費です。

これらも仕事に必要な、消耗品。

しかしながら経費で買ってもらえる、なんてことは、夢のまた夢。

海外のダンサーは?支払ってないの?

実は、海外のバレエ団だから、全く日本の事情と違う、わけではありません。

海外と一口にいっても、規模の違いにより、日本のバレエ団とかわらない条件のところもないわけではありません。

しかしながら、国を代表するような規模のバレエ団であれば。少なくとも日本の環境よりは良いといえます。

私の通った学校の上のバレエ団では、

ポアント支給、もちろんタイツも、

レオタードもいくらという上限はありますが、費用がでるとききました。

そしてジュニアカンパニー(バレエ団の一つ下)でも月に30万円近い給与がでているとか、、、、(正しくなかったらすみません)

金額は正しくないかもしれませんが、少なくとも、親の支援なくスイスで生活できるだけの給与は出ていたようです。

日本とは、まるで環境が違いますよね、、、、。

じゃあ、日本でバレエダンサーとして生きていくのって無理じゃない、、、?

そう思うのも当たり前。

ご両親が、大学に進んで就職しなさい、とおっしゃるのも無理ないです。

実際この道を自分が通ってきて、同じ道を自分の子どもに歩ませたいかと言われたら、正直、答えはNOですね。苦笑

アルバイトをしながら、お金の心配をし、しがみつきながらダンスをする、

これは正直楽ではないです。(就職が楽だとか、海外のバレエ団に就職したら楽だとか、そういう意味では全くもってないです。それぞれが大変なのは重々承知です)

踏ん張る気がなければ、他のやりたいことを見つけ、その道で仕事に就いたほうがいい、と確かに思います。

ここまでの、決して明るいとは言えない話を聞いた上で、

考えてみた、どんな道でも、バレエが、踊ることが続けたい。

そう思った子、きっといますよね。

じゃあ、どうしていけばいいんだろう?

そうです、そこが大切なんです。

自分の力で立つ。フリーランスという考えを持つ。

ここで大切になってくるのが、固定概念を捨てること。

そして、自分という【個】を持つことです。

【個】を見せていく方法【セルフブランディング】が大切になっていきます。

生きていくのにお金は必要です。

親にずーっとお金を出してもらって生きていくのも一つの手ではありますが、

自立、したくないですか?

海外でバレエ団に就職するもの一つの手。

だけど、住み慣れた日本で、バレエダンサーがしたい。

そう思う人もいますよね。

でもアルバイトだと時間が厳しい、体力も厳しい。

親に頼るしか、、、、、

また、日本でもバレエがうまい人はいくらでもいます。

コンクールが蔓延している日本。一位、入賞などの経歴、

留学している人も多く、似たような経歴もいくらでもいる、、、、、

そこで目を向けたいのが

【セルフブランディング】

というわけです。

大勢とは違う自分を確立していく

そうすることで、

【自分という個人】に入ってくる仕事が変わってきます。

時給でアルバイトをするのではなく、【フリーランス】として仕事を受けていく方法です。

ダンサーの仕事としてでもそう。

舞台出演、被写体モデル、ミュージカル関係の舞台出演、モデル、雑誌のモデル、レッスン代行、舞台企画、モーションアクトレス、等の関連する仕事、

または、自分の得意分野。

ものつくり、デザイン、ライター、ブロガー、なんでも、自分の躍る以外の得意分野。

こうして【自分】を武器にして働くことで、

バレエダンサーだけでは生活できない日本で、

時間の切り売りのアルバイトで消耗せず、親の援助から自立できるダンサーを目指すことが出来るのです。

日本でバレエダンサーをしていく覚悟

正直、今すぐにこの日本のバレエダンサーの事情をすぐにすぐ変えていくことは不可能です。

私の今所属するみなとシティバレエ団では、上記で書いてきた当たり前を変えようと活動していますが、はいじゃあ明日から!とはいきません。

海外に出て、慣れた日本を離れ、親元を離れてバレエ団に就職することももちろん覚悟がいりますが、

日本でバレエダンサーになるのも覚悟がいるのです。

もし、今中高生で、日本でバレエダンサーをしたいと考えている人がいるならば、

ぜひ躍る以外のことにも目を向け、

【自分の力でお金を稼ぐ】方法を考える癖を持って下さい。

アルバイトで時給を稼ぐ、のとは違います。

自分の力でお金を生みだす、方法です。

厳しいかもしれませんが、

日本では【バレエがうまい】だけでは生きていけません。

バレエダンサーが仕事にならないとはつまりそういうことです。

バレエが上手なだけでは、お金になりません。

ということは、

家賃も払えないし、食べ物も買えない。

もう一度最初の話に戻りますが躍る以外に仕事をするか、

いつまでたってもお母さんお父さんにお金を出してもらう、しか方法がないのです。

KURUMIはどうなの?

ここまで偉そうに書いてきましたが、私も今は【自分の力で稼ぐ】勉強をしている途中。

私自身、バレエ団に所属しながら時給でアルバイトしてきたし、今も自活するために一日7~8時間、週3~5日アルバイトをしいます。

はっきり言って、これだけ仕事をして、稽古するのはほんとにしんどい。

家事もしてたら、寝る時間くらいしか削れる時間はないし、旅行にいったり、ほしいものを買う金銭的余裕も正直ないです。どのくらいかといえば、普段は180円のコンビニのタピオカさえも躊躇するレベル。(例えわかりずらいか。笑)

それでも、この生活を選んでいるのは、踊りたいから。

家族がいて、大切な人がいて、和食がある(笑)この日本で踊っていくことを選んだのは自分です。だからこそ、道を模索しています。

バレエだけ上手ければいい、それでは生きていけない

ここまで書いてきたように、バレエだけ上手、では現実問題、日本で生きていくのは無理です。

そこを現実として伝えているバレエの先生が全国にどれだけいらっしゃるでしょうか。

ここまでの日本のバレエ界を築いてくださった先生方。発展させていくのにノルマをかぶってでも公演を行っていくことが必要だっただろうし、

そうして広げてくださった土台があるからこそ、私たちは今バレエに触れて生きていられる。その感謝は忘れないようにしたいです。

ですが、もう一つ発展していくには、この当たり前にまず目を向けることが大切です。

そこに目を向けているからこそ、生まれたのが、このワークショップ
https://www.ballet-salon.com/workshop.html の内容なのです。

なぜバレエのワークショップなのにセルフブランディング?

と思う方も沢山いらっしゃるでしょうが、

ここまで読んでくださった方には必要性が伝わったのではないでしょうか、、、、、。

私が一番目指していること、みんなに目指してほしいこと

もし、お金に困らなければ、あなたはどうしますか?

私は、踊ることを続けます。

躍ることをやめたくなる大きな理由が、お金なのです。

受験が、、、、

大学が、、、、、

就職が、、、、

その先に見ているものは、働いて給与を得ること。

でもそこが解決すれば、

踊り続けていく道は沢山ひらけていくと私は思います。

私が目指しているのは縛られずに【好きだから】という理由だけで、好きなことを続けられるようでいること。

ここまで書いた内容はバレエに限ったことではありません。

他の好きなことでも同じ。

プロになれるか、

それでお金を得られるか、

そこに左右されて続けるかどうかをきめるのではなくで、

他の選択肢を持つことで、続けられる道が開けるのです。

日本のバレエ団はより環境が変わっていく努力が必要です。

みなとシティバレエ団はその努力を今始めています。

でも自分がダンサーとして美味しい時期はその結果を待ってくれません。

ぜひ、セルフブランディングをしていくことにも目を向けてください。

そして、この日本のバレエ団の当たり前を当たり前と思わずに、

変えていけるダンサーの一人になってください。

とても長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

KURUMI

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